「経験」の価格を考えさせられるチープな乗り物

こんばんわ、WiFiと体力が弱まるフィリピンにいます、なかじーです。

トライシクルに乗ってでしか見えない世界がそこにはあった。

マニラでは初めて乗りました。

バイクの隣に乗り、前の車の排気ガスを大量に吸いながら前進するトライシクル。

完全な密室を味わうタクシーよりも安価な分、危険ももちろん多いわけです。

でも、こんなに最高の経験をできるのかと感動できる乗り物でもあります。

フィリピンに来て、こんなチープな乗り物に乗るたびに思うのです、

「これに乗った経験はどれほどのものだろうか」

と。

一つ一つの経験に対して深く考えてしまいます。

例えば、僕がこのトライシクルを乗るのに、80ペソ(約200円)かかりました。

では、80ペソ(約200円)をあげるから、一生トライシクルには乗れないし、もはやトライシクルを知らずに生きてくれ、と言われたらどうするか。

これは他の例全てに使えると思うのです。

それがあって、それを経験できるからこそ、今の自分がいるとも思うのです。

確かに、自分の好きではないこともありますが、じゃあそれに使った分のお金をあげるから、もう記憶も何もかも失うと言われた時、多くの人はお金を受け取るのでしょうか？

僕は受け取らないと思います。

一つ一つの経験から得られることの価値は凄まじいのです。

特に海外で得られるものは圧倒的だと思います。

そんなことを考えさせてくれるこの乗り物にはやはり今回も感謝しかないのです。